コラム

AGAと生活習慣病をダブルで予防する方法

生活習慣の乱れは、AGAの原因の一つ。生活習慣を正してAGAを予防することは、生活習慣病の予防にもつながります。生活習慣を正して、健康な髪と身体を守りましょう。

AGAにつながる生活習慣

1.喫煙

タバコに含まれる成分は血管を収縮する作用があります。頭皮の血行が悪くなると、発毛や育毛に必要な栄養が行き渡らないため、薄毛につながってしまいます。AGAを防ぐためには、喫煙は控えたほうが良いでしょう。

2.過度な飲酒

アルコールに含まれる糖分が皮脂に変化すると、毛穴が詰まる原因になります。お酒を飲み過ぎると、それだけ頭皮の毛穴が詰まりやすくなり、薄毛につながるので注意しましょう。

3.偏った食生活

脂っこい食べ物を摂り過ぎると、頭皮の皮脂分泌が増えて毛穴が詰まる原因となります。薄毛を防ぐためには、脂っこい食べ物は控えて、ヘルシーな生活を心がけましょう。
また、髪にしっかりと栄養を届けるためには、バランスの良い食生活が必要。特に、次の3つがポイントです。

タンパク質

毛髪のもとになるケラチンや頭皮を形成します。

ミネラル

ケラチンの合成をサポートします。特に、亜鉛はケラチンの合成に不可欠です。

ビタミンB群

皮脂の過剰分泌を抑える、細胞の新陳代謝を促進する、タンパク質の吸収を促す、といった作用があります。

これらの栄養素をしっかり摂取するためには、毎日の食事を通して、さまざまな食品をバランス良く食べることが大切です。

4.運動不足

運動不足は肥満につながります。体内の脂肪が増えると毛穴が詰まりやすくなるので、やはり薄毛の原因になります。

5.寝不足

育毛や発毛に欠かせない成長ホルモンは、眠っている間に分泌されます。寝不足になると成長ホルモンの分泌が少なくなるので、良質な睡眠をしっかりとることが大切です。

6.ストレス

ストレスが溜まって自律神経が乱れると、血行不良や内臓不調につながります。すると、髪に必要な栄養を作って、髪に届けることが難しくなります。ストレスのせいで不眠症になることもあるため、髪の発育によくありません。また、ストレスを感じるとアドレナリンが分泌され、皮脂分泌が促進されるため、毛穴が詰まる原因になります。

喫煙

生活習慣病との関連とは?

生活習慣病は、以前は「成人病」と呼ばれていた病気です。糖尿病、歯周病、虫歯のほか、心臓病や脳卒中、がんなど、重症化すると命にかかわる病気もあります。
生活習慣病は、名前の通り生活習慣と関連の深い病気です。そして、前述のAGAにつながる6つの生活習慣である「喫煙」「過度な飲酒」「偏った食生活」「運動不足」「寝不足」「ストレス」は、全て生活習慣病の原因となる生活習慣にも当てはまります。

つまり、生活習慣を改善すれば、AGAを予防・改善できるだけでなく、生活習慣病の予防にもつながります。AGAと生活習慣をダブルで予防するポイントは、次の6つです。

1.禁煙する
2.飲み過ぎ注意
3.バランスの良い食事
4.適度な運動
5.充分な睡眠
6.ストレスを溜めない

「薬で治療すればいい」というわけじゃない

AGAの進行遅延や改善については、ザガーロやプロペシアといった効果的な治療薬があります。ですが、いくらザガーロやプロペシアを飲んでも、頭皮に悪い生活を送っていては、治療効果が下がってしまう恐れも考えられます。
また、がんや糖尿病といった生活習慣病になると、AGAよりもさらに長く厳しい治療が必要になる可能性が考えられるため、普段の生活習慣を見直して、AGAと生活習慣病をダブルで予防することを心がけたいものです。