プロペシア・ザガーロ、AGA治療薬・治療に関する用語集
プロペシアやザガーロなどのAGA治療薬、AGAが発症するメカニズムなど、AGAに関わるキーワードを集めた用語集。
【あ】
アデノシンは髪の毛の成長を施す効果があるとされている成分です。市販の育毛剤の多くに、アデノシンが含まれています。アデノシンが含まれている育毛剤として有名なのが、資生堂の「アデノバイタルシリーズ」です。毛乳頭に有効成分が直接作用して、髪の成長に欠かせない、成長促進因子を生産するといわれています。
口の中の粘膜を綿棒で採取して、細胞に含まれる遺伝子を調べる検査です。遺伝子から、AGA発症のリスクとAGA治療薬の効きやすさなどを調べることができます。
AGA治療薬として一般に広く流通している「プロペシア」を開発販売する会社。
M字ハゲは、前頭部の生え際からM字に毛髪が薄くなっていくタイプで、徐々に前頭部全体の毛髪が薄く少なくなっていきます。また、AGAの進み具合にはさまざまな種類があり、M字ハゲは頭頂部からのAGAに次いで、日本で2番目に多いタイプです。
塩化カルプロニウムは薄毛やハゲなどのAGAの治療に効果的とされている成分です。血管拡張作用があり、頭皮に直接散布することで、毛細血管の流れがスムーズになります。頭皮の血流がよくなることで、毛乳頭に酸素や栄養を十分に届けることができます。
【か】
【さ】
ザガーロは、デュタステリドという有効成分を含んだイギリスのAGA治療薬です。AGA治療薬としては最も新しい部類のもので、日本では2015年9月28日に厚労省から製造販売承認を取得しました。現在発売は延期になっており、ザガーロの効果に期待が高まっています。
血液中の男性ホルモン(テストステロン)は、髪の根本の毛乳頭に到達すると、5α-リアクターゼという酵素によってDHTに変換されます。このDHTと男性ホルモンレセプターが結びつくことによって、脱毛が促進されます。
ライオンが開発している育毛剤「イノベート」「薬用毛髪力ZZ」などに含まれているのが、6-ベンジルアミノプリンという有効成分です。6-ベンジルアミノプリンは毛乳頭細胞に作用し、髪の毛の成長を促進させる信号を増やす働きがあるといわれています。
【た】
男性ホルモンの主な働きは、身体を強くたくましくする、体毛を生やす、皮脂を分泌する、性欲を高めるなどがあります。男性ホルモンと脱毛の関係は密接で、男性ホルモンが増えれば増えるほど、毛根内にある5α-リダクターゼが脱毛ホルモンに変換していきます。脱毛ホルモンの影響によって、AGAが進行していきます。
男性ホルモンの受容体が男性ホルモンレセプターです。前頭部・頭頂部など、AGAが進行する場所に多く存在し、5α-リダクターゼによって変換された脱毛ホルモンと結合して、毛母細胞に「髪の毛を増やすな」という信号を送ってしまいます。
t-フラバノンは、花王の育毛促進剤「サクセス」に含まれている有効成分です。「アスチルビン」という毛母細胞の増殖促進作用がある生薬が元になっており、太く長くコシの強い髪にするという効果があるとされています。
M字ハゲと同様に、AGAが進行する代表的な箇所が頭頂部です。日本人は特に頭頂部から脱毛が進行していく人が多いとされています。つむじを中心に、徐々に脱毛の範囲が広がっていくのが特徴です。
【な】
【は】
ハーグ療法とは、自分の幹細胞から取り出した成長因子を用いて行う毛髪再生医療。手術なしで治療することができ、自身の幹細胞を使うことで、副作用や拒絶反応を抑えることができます。育毛剤や発毛剤よりも短期間で効果を得ることが可能で、性別に関係なく受けることができる毛髪の最先端医療です。
男性ホルモンのテストステロンを脱毛ホルモンDHTに変換させる酵素です。AGAの元凶といわれており、さまざまな企業が5α-リダクターゼの働きを抑制させる成分の研究・開発に注力しています。
AGA治療薬として有名なプロペシア。フィナステリドと呼ばれる勃起不全に有効な有効成分を含んでおり、脱毛ホルモンを生み出す原因5α-リダクターゼの働きを阻害することで、AGAの進行を止める働きがあるといわれています。2005年に登場した新しいAGA治療薬で、プロペシアの有効成分フィナステリドは日本皮膚化学会からAGA治療薬最高ランクのAと認定されています。
【ま】
毛乳頭は、髪の根本になる部分です。毛細血管から運ばれてきた、酸素や栄養を髪の先まで送り届ける役割を果たしています。毛乳頭には、毛母細胞と呼ばれる髪を作るエンジンのような働きをする細胞があり、毛母細胞の動きが活発であれば、髪の毛が抜けてもどんどん次の髪が生えてきます。
【や】
【ら】
【わ】